史上最大の波!
日本のRUSTに、いま何が起きているのか
どうも、VIVIDUSのイトゥーです。
前回の記事で「なぜこんなに日本人が来てくれるのか、理由が分かりません。教えてください」と書きました。実はあのあと、私も自分で理由の続きを調べていました。今日はその続報です。
先に状況だけ言うと、7月にもかなりの人が来てくれましたが、8月は、その7月を超える勢いで来てもらっています。正直に言います。この夏、私はVIVIDUSをかなり強化してきましたが、それだけでは説明がつかない増え方なんです。何かが起きている。そこで、VIVIDUSの数字と世の中の動きを突き合わせてみました。
まず、VIVIDUSで起きていること
※8月の数字はまだ17日分です。月末までまだ2週間あります。
8月、まだ半月とちょっとしか経っていないのに、新しく来てくれた人が約230人。7月に「過去最多!」と大騒ぎした202人を、17日で超えました。遊んでくれた人も、合計プレイ時間も、すでに7月の1か月分を上回っています。8月11日には1日で125人が遊んでくれて、これも記録がある限りの史上最高。集計するたびに最高記録が更新されるので、最近は二度見が標準動作になっています。
でも、冷静に考えると変なんです。7月の記事で答え合わせしたとおり、この夏の私はデイリーキットだランキングだエンチャントだと手を打ちまくりました。ただ、8月に入ってからの仕込みは、7月に比べればずっと小粒です。それなのに、7月以上に人が来ている。自分の仕込み以上に人が来たら、それは外で何かが起きているサインです。
世の中で起きていたこと
調べたら、ありました。それも、とんでもない規模のやつが。
📺 7月18日:VCR RUST 2026
「VCR RUST」というのは、VAULTROOMとCrazy Raccoonが主催する、招待制のストリーマーサーバーイベントです。7月18日から、にじさんじ・ぶいすぽっ!・Neo-Porteといった配信コミュニティを含む100人以上の有名ストリーマー・VTuberが、同じRUSTサーバーで一斉に遊び始めました。
その結果が凄まじいことになっています。配信の視聴データを集計しているStream Hatchetの日本版の発表によると、7月の日本におけるRUST配信の視聴時間は、前月比およそ103倍。日本の7月のゲーム配信視聴ランキングで、RUSTが1位になりました。ピーク時には約35万人が同時にRUST配信を見ていたそうです。
103倍って何ですか。前月比の話をするとき、私は「+58%!すごい!」と喜んでいたんですよ。桁が2つ違います。日本のゲーム配信市場を、RUSTが一時的に占領したと言っていい規模です。
🎬 8月7日:ニコニコ老人会RUST
普通なら、イベントが終われば熱も冷めます。ところが今年は続きがありました。VCRの直後、8月7日から「ニコニコ老人会RUST」(第3回)が始まったんです。こちらは加藤純一さんや幕末志士さんなど、昔からゲーム実況文化を支えてきた配信者たちが集まるRUSTイベントで、ニコニコ時代から実況を見てきた層への知名度が絶大です。
つまりこの夏の日本は、7月はVTuber・ストリーマーを見る層に、8月はニコニコ実況で育った層にと、リレー形式でRUSTが露出し続けている状態です。ゲーム本体も8月6日に大型アップデート「Power Trip」(島の電力網を復旧させる新システム)を出していて、話題が途切れる隙がありません。
🌏 しかも、世界では増えていない
個人的に一番痺れたのがここです。Steam全体のRUSTプレイヤー数は、この間ほぼ横ばいなんです(月平均10万人強のまま)。世界的にRUSTが流行りだしたのではなく、日本だけ、局地的にRUST熱が急上昇している。
日本でサーバーを運営している身として例えるなら、台風の進路がピンポイントでこっちに向かっている感じです。進路予想円のど真ん中です。嬉しい方の台風ですが。
VIVIDUSの数字と重ねてみた
「配信ブームの波が来ている」という仮説が正しいなら、VIVIDUSの数字はイベントの日付に反応しているはずです。日別の新規参加データで確かめました。
VCR開始前5.0人
7月18日〜31日8.4人
VCRの余熱9.7人
8月7日〜17日15.6人
見事に反応していました。VCRが始まった7月18日を境に新規のペースが跳ね上がり、老人会が始まった8月7日からはさらに加速。イベントの開始日と、うちの数字の段差が、日付単位で一致します。ここまできれいに揃うと、集計していてちょっと鳥肌が立ちました。
「いや待て。8月7日はVIVIDUSのシーズンワイプ(マップを一新して新シーズンを始める日)と同じ日だろう。ワイプ直後はいつも人が増えるじゃないか」と思った方、鋭い。私も最初にそれを疑いました。なので、直近3シーズンの「ワイプ後11日間」を同じ条件で並べてみます。
6月5日〜42人 1日平均 約36人
7月3日〜65人 1日平均 約46人
8月7日〜172人 1日平均 約98人
いつものワイプブーストは、前シーズンの1.5倍伸びれば上出来です。今回は2.6倍。しかも、いつもならワイプの熱気は数日で落ち着くのに、今回は10日以上経っても1日90〜125人が遊んでくれています。ワイプだけでは説明がつきません。配信ブームの波は、確実にVIVIDUSの波打ち際まで届いています。
じゃあ、私の強化は関係なかったのか
ここで一瞬「この夏の私の仕込み、意味あったの?」と遠い目になりかけたのですが、データが慰めてくれました。2つ、ブームでは説明できないものが残るんです。
そして、前回の記事の答え合わせです。日本人急増の理由の仮説として、私は「見えない口コミ説:どこかで誰かがVIVIDUSを紹介してくれている……のかもしれない」と書きました。
あの「見えない何か」の正体は、たぶんこれでした。誰かがこっそり紹介してくれていたのではなく、配信ブームで日本のRUST人口そのものが底上げされていた。VIVIDUSはその波打ち際に、ちょうどいい形で立っていた、ということのようです。
ブームは入口まで。ここからが私の仕事
ただし、浮かれてばかりもいられません。
VCRや老人会を見て「自分もRUSTやりたい」と思った人は、あのストリーマーサーバーには入れません(招待制なので)。だからみんな「普通のサーバー」を探します。そして配信で見たRUSTは、イベントや経済やNPCが盛りだくさんの、みんなでわいわいやるRUSTです。いきなり生粋のPvPサーバーに入って数時間で拠点を吹き飛ばされるより、PvEでイベントの多いサーバーの方が「配信で見たあの遊び」に近い——VIVIDUSは偶然にも、この波ととても相性のいい場所にいました。
でも、ブームが連れてきてくれるのは入口までです。そこから楽しさにたどり着いて、残ってくれるかどうかは、サーバーの中身の勝負。つまり、ここからが私の仕事です。波が来ているうちに、最初の1週間の体験をさらに磨きます。前回宣言した宿題と同じ方向なので、効いたかどうかは、また月末の数字でお見せします。
8月に新しく来てくれた約230人の皆さん、ようこそVIVIDUSへ。あなたが来てくれた日の数字を、私は多分二度見しています。そして昔からいてくれる皆さん、急に賑やかになったサーバーで新しい人を迎えてくれて、本当にありがとうございます。
VCRや老人会の配信を見て、
RUSTを始めた・復帰したという方、いますか?
「配信で見たあの遊びがやりたい」というリクエストでも大歓迎です。
Discordでひとこともらえたら、次の仕込みの参考にします。
日本のRUSTに、史上最大級の波が来ています。
VIVIDUSはその波打ち際で、手ぐすね引いて待っています。
何しろ運営は、台風の進路の真ん中にいますので。
それでは、また次の集計でお会いしましょう。





